ExcelやSpreadsheetの文字入力時に、矢印キーを押すとセルが移動してしまう問題
ExcelやSpreadsheetで文字入力をしているとき、既に入力した前の文字を選択したかったり、閉じ括弧を入力したあとに括弧の中にカーソルを合わせようとして←(左矢印)を入力すると、カーソルではなく選択中のセル自体が左に移動して、左のセルが選択になってしまいます。
そもそも入力中にenterを押さない
enterを押して確定したあとに矢印キーを押すと発生するのであれば、enterで確定せずに一気に入力して一括で変換するのも1つの回避方法です。
ATOKであれば文章レベルの長さでもかなり精度高く変換してくれますし、下記の設定をしておくと、文節の区切りの選択がしやすくなって、さらに変換がラクになります。
Spreadsheetの場合
Spreadsheetの場合は、どうやら「セルの移動」か「カーソルの移動」かユーザー側で選択できないようです。
ただ、文字入力したあとに、ひと呼吸置いてから矢印キーを押せば、たまにカーソル移動になることもあります。
ほとんどの場合はセル移動になってしまうので規則性が分からず、同じ文字を入力してもセルの移動になったり、カーソル移動になったりバラバラです。
そのため、macOSの場合は矢印キーではなく、emacsキーバインドを使ってカーソルを移動させると良いです。
移動方向 | キーバインド | 備考 |
---|---|---|
↑ | control + p | PreviousのP |
↓ | control + n | NextのN |
← | control + b | BackwardのB |
→ | control + n | ForwardのF |
1つ前にカーソルを移動させたい場合はcontrol + bで戻れます。
Excelの場合
まず、文字を普通に入力するとExcelの場合は、「入力モード」という状態になってしまいます(Excelの左下で確認可能)。
入力モードでは矢印キーを押すとセル移動になってしまうため、「編集モード」という別のモードに切り替えます。
編集モードへの切り替えはF2でできるので、F2を押してから矢印キーを押しましょう。
もちろん、Spreadsheetと同様にemacsキーバインドを使う方法も使えます。