Illustratorの環境設定ファイルを再生成する方法
Illustrator 2020はパフォーマンスが強化されたそうなのですが、あまり実感できず…それどころか自分の環境だとIllustrator CC 2019よりもあきらかに起動が遅くてイライラしていました。
環境設定ファイルのリセットをしたところ、もともと30秒近く起動に時間がかかっていたのが10秒前後まで改善されました。
今回はその方法をメモしておきます。
環境設定ファイルを再生成するときの注意点
環境設定ファイルには、その名の通りIllustratorに関する設定が入っています。
それを再生成するということは、Illustratorの設定が初期化されています。
必要な設定ファイルをリセット後にあらためて元の場所に戻せば問題ありませんが、注意して行うようにしましょう。
環境設定ファイルのリセット
Illustratorを終了させて、ホームフォルダ直下の「ライブラリ」→「Preferences」内にある「Adobe Illustrator 24 Settings(これがIllustrator 2020の設定フォルダです)」を一度別の場所に移動させてIllustratorを起動します。
~/Library/Preferences/Adobe Illustrator ○○ Settings
「Adobe Illustrator ○○ Settings」の○○には各バージョンごとに数字が入ります。
Illustratorバージョン | 設定ファイル名 |
---|---|
Illustrator 2020 | Adobe Illustrator 24 Settings |
Illustrator CC 2019 | Adobe Illustrator 23 Settings |
Illustrator CC 2018 | Adobe Illustrator 22 Settings |
Illustrator CC 2017 | Adobe Illustrator 21 Settings |
Illustrator CC 2015.3 | Adobe Illustrator 20 Settings |
Illustrator CC 2015 | Adobe Illustrator 19 Settings |
移動させたらIllustratorを起動します。
これで環境設定ファイル(Adobe Illustrator ○○ Settings)が再生成されるので、必要な設定ファイルだけを新しい環境設定ファイルへ移動させて完了です。