WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

Karabiner-Elementsでescやdeleteなどのキーを、ホームポジションを崩さずに入力できるようにする方法

Karabiner-Elementsでescやdeleteなどのキーを、ホームポジションを崩さずに入力できるようにする方法

自分はKarabiner-Elementsを使って、right_commandhjklを入力すると矢印キーが入力されるように設定しています。

こうすることで、右下まで手首を移動させずに矢印の入力ができます。

そうなってくると、今度はdeleteesc(+ ついでにreturn)といったキーボードの端にあるキーも、ホームポジションを崩さずに入力できるようにしたくなってきました。

実現したいこと

今回はright_command + redを押すと、それぞれreturnescdeleteが入力されるようにしてみます。

ショートカットキー入力されるキー
right_command + rreturn(enter)
right_command + eesc
right_command + ddelete

本当は片手で入力できるのが理想だったのですが、ホームポジションを崩さないことが目的なので、覚えやすいそれぞれの頭文字のキーをショートカットキーに設定しました。

right_commandじゃないと実行せず、left_commandだと通常のショートカットキーが実行するので、ショートカットキーがバッティングする心配もありません。

また、returnが上、deleteが下に来るというのは少し違和感がありますが、returnの入力はおまけみたいなものなので、今回は考えないようにします。

Karabiner-Elementsの設定

Karabiner-Elementsのルールを追加したいので、/Users/ユーザー名/.config/karabiner/assets/complex_modificationsの中に新しくJSONファイルを作成します。

そして、下記のコードをコピペします。

right_command + r/e/d.json{
  "title": "right_command + r(return)/e(esc)/d(delete)",
  "rules": [
    {
      "description": "right_command + r(return)/e(esc)/d(delete)",
      "manipulators": [
        {
          "type": "basic",
          "from": {
            "key_code": "r",
            "modifiers": {
              "mandatory": [
                "right_command"
              ],
              "optional": [
                "any"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "return_or_enter"
            }
          ]
        },
        {
          "type": "basic",
          "from": {
            "key_code": "e",
            "modifiers": {
              "mandatory": [
                "right_command"
              ],
              "optional": [
                "any"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "escape"
            }
          ]
        },
        {
          "type": "basic",
          "from": {
            "key_code": "d",
            "modifiers": {
              "mandatory": [
                "right_command"
              ],
              "optional": [
                "any"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "key_code": "delete_or_backspace"
            }
          ]
        }
      ]
    }
  ]
}

保存できたら、Karabiner-Elementsの[Complex Modifications]へ移動し、「Add rule」をクリックして、ルールの追加パネルを開きます。

「right_command + r(return)/e(esc)/d(delete)」という項目が新たに追加されているので、「Enable」を押して追加すれば設定は完了です。

Karabiner-Elementsのルール追加方法

これでright_command + redを押すと、それぞれreturnescdeleteが入力されるようになりました。

著者について

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サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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