WebDesigner's Memorandumウェブデザイナーの備忘録

ブラウザ × Keyboard Maestroでちょっとした操作をラクにするマクロサンプル

この記事の要約
  • Keyboard Maestroを使うことで、Google Chrome・Safari・Firefoxで同じ機能を同じショートカットキーで発火できる
  • ある程度の操作なら、拡張機能を使わなくても実現可能
  • マクロのダウンロードはこちらから

ブラウザを便利にするために「プラグイン」や「アドオン」などの拡張機能を使う人は多いですが、意外とKeyboard Maestroで実現できることもあります。

Keyboard Maestroで実現することで余計な拡張機能をインストールしなくて済みますし、Google Chrome・Firefox・Safariで同じショートカットキーで同じ機能を発火させたりもできます。

今回はブラウザで使えるKeyboard Maestroのマクロサンプルを紹介します。

マクロのダウンロード

下記のリンクから、今回紹介するマクロをダウンロードできます。
マクロの作り方の参考にしたり、組み替えて遊んでみたりしてください。

マクロサンプル

よく使うサイトへのアクセス

仕事でよく開くサイト(URL)へのアクセスは「New Front Browser Tab」アクションを使ってすばやくアクセスできるようにしています。

よく使うサイトへのアクセス

最近はAlfredのBookmark機能を使う機会の方が多いのですが、ショートカットキー一発なので、本当に早くサイトを開けます。

少し工夫して、「New Front Browser Tab」アクションを連続して設定すると、SNSを一気に開くマクロなんかも作れます。

SNSを一気に開くマクロ

共有用のリンクをコピー

自分がブラウザで1番よく使っているマクロが、共有用リンクのコピーです。

人に共有するためにタイトルとURLをコピーしたり、Markdown用のリンクをコピーしたりをショートカットキーからできるようにしています。

役割ショートカットキー形式
タイトルとURLshift + command + Cタイトル|URL
Markdown用リンクoption + command + C[タイトル](URL)
ブログカード用リンクcontrol + C[blogcard “URL”]

共有用リンクのコピー

ショートカットキーも形式も自分で好きなように設定できますし、ブラウザが変わっても共有のショートカットキーにしておけば全く同じように発火できるのがメリットです。

Chrome拡張機能でも同じ機能はありますが、マクロにしてちゃんと設定しておけばGoogle ChromeでもFirefoxでもSafariでも同じショートカットキーで実現できます。

開いているサイトをwebloc形式で保存

URLの鍵アイコンをFinderかデスクトップ上にドラッグアンドドロップすると、見ているサイトをwebloc形式で保存できます。

ただ、ドラッグアンドドロップはできるだけしないようにしたいので、Keyboard Maestroを使ってショートカットキーで保存できるようにします。

開いているサイトをwebloc形式で保存

やっていることは、「Write Text to File」アクションでwebloc形式の中身を変数で入力して保存しているだけです。

Keyboard Maestroを使えばファイルの生成までできてしまいます。

特定のサイトでのみマクロを発火させる

特定のサイトでのみマクロを発火させたい場合があります。

そんなときは、「いま見ているサイトのURLを変数に格納するマクロ」を作成して、常にブラウザを監視させておきます。

特定のサイトでのみマクロを発火させる

あとは「If Then Else」アクションを使って、変数名の中身が特定のURLになっているかどうか判定してtrueのときに実行したいアクションを発火させます。

Facebookの通知タブを開く

Keyboard Maestroには「Execute JavaScript in Google Chrome」というアクションが用意されていて、JavaScriptをサイト上で発火させられるので、JavaScriptが書ける人であれば「Facebookのお知らせタブをクリックする」コードを書いて実行したりもできます。

著者について

プロフィール画像

サイトウ マサカズ@31mskz10

1997年生まれ。2016年から専門学校でデザインについて勉強。卒業後は神戸の制作会社「N'sCreates」にウェブデザイナーとして入社。このブログでは自分の備忘録も兼ねて、ウェブに関する記事や制作環境を効率的に行うための記事を書いています。

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