macOSの環境をすぐに復元したり、別Macと同期するために必要な情報をまとめた「アプリ設定フォルダ」を作る
最近M1 MacBook Proに移行して、改めて「自分の作業環境をいかに早く、迷わずに構築できるかが大事」と感じました。
1番早いのはバックアップからの復元でしょうが、バックアップはあくまでバックアップ。
移行に関しては、新しいOSでの変化を確認したり、使わなくなったアプリを整理するという意味も込めて1から設定する派です。
下記3点を意識するだけで、かなり早く環境構築ができます。
- アプリの設定ファイルや同期設定は、おけるものはすべてDropboxフォルダ配下に置く
- macOSのシステム環境設定は最低限設定するものを把握しておく(できればメモを残す → OSアップデートで変わる可能性もありますが…)
- アプリはBrewfileを使って、一括インストールできるようにしておく
この辺りの環境構築までの手順などは過去に記事にしているので、ぜひそちらもご覧ください。
今回はこの中の「アプリの設定ファイルや同期設定は、おけるものはすべてDropboxフォルダ配下に置く」部分にフォーカスして、どのようにアプリごとの設定ファイルを管理するのがいいか、現時点での自分の結論をまとめておきます。
Dropbox配下のフォルダ
Dropbox直下に「Setting」というフォルダを作ります。
この中に各アプリ名のフォルダを作るのと、アプリ以外の設定に関する内容は「#Common」フォルダを作ってその中に入れます(名前順で並べたときに1番上にくるように「#」をつけています)。
アプリ用フォルダの構成
こんな感じのフォルダがあるといいんじゃないかなという案です。
アプリによっては不要なフォルダもあると思いますが、ある程度はこのフォルダで問題なさそうです。
- ○.X:バージョンごとの同期ファイルやライセンスファイルなどのバージョンに移動するファイル(バージョン2系の場合は「2.X」など)
- Backup:設定ファイルが書き出せる場合はここに日付を付けてバックアップ
- Data_○○:プラグインの場合は「Data_Plugin」、ワークフローの場合は「Data_Workflow」など
- Reference:設定で参考にするページや公式サイトをweblock形式で残しておく
ちなみに、以前はアプリのメジャーバージョンごとに「Setting」フォルダ直下にフォルダを作っていました。
Alfredでいうと「Alfred_2」「Alfred_3」のような形です。
これでも良かったのですが、下記の理由から今後はアプリフォルダの下に「2.X」「3.X」などのフォルダを作るようにしました。
- バージョンごとに変わるのは「同期ファイル」「ライセンスファイル」くらいなので、わざわざアプリ用フォルダを分けるほどでもない
- メジャーバージョンが上がっても、入れるプラグインなどが一緒の場合が多く、二重で管理することになる
- 「Setting」フォルダを見たときに設定すべきアプリの数がぱっと見で把握できない
- 環境構築時に使わないフォルダが並ぶのはイヤ
- Dropboxの選択型同期から外してしまってもいいけど、初回セットアップ時に毎回どのフォルダを使うか選択して回るのは面倒
- Finder上でキーボードを使って移動するときに、古いバージョンが上に来てしまう
- 例えば、「Alfred_2」「Alfred_3」というフォルダが並んでいるとき、キーボードの「A」を入力すると「Alfred_2」の方が選択されてしまう
階層が深くなってしまうので悩みましたが、とりあえず1度試してみます。
「#Common」フォルダの中身
「#Common」フォルダの中にはBrewfileやConfigファイル、Quick Lookプラグインや拡張子一覧を置いています。
アプリケーションに依存しないmacOS全体に関連するファイルを置いています。