Visual Studio Codeで読み込んだCSSで設定されているclass名の入力補完をしてくれる拡張機能「HTML CSS Support」
基本的にHTML・CSSを書く場合はHTMLを書いてからそのあと一気にCSSを書くことが多いです。
ただ、別ページを作成するときにすでにあるclassを使い回したり、過去作成したテンプレートのようなCSSを使いたい場合や、CSSフレームワークを使う場合もあります。
そんなときに、class名を補完してくれるとHTMLを書くのがかなり早くなります。
今回は読み込んでいるCSSのclass名を補完してくれるVisual Studio Codeの拡張機能「HTML CSS Support」についてまとめておきます。
HTML CSS Support
HTML CSS Supportは、HTMLでclassを入力するときに、CSSファイルで定義されているclass名を読み込んで、補完してくれる拡張機能です。
他にも似た拡張機能に「IntelliSense for CSS class names in HTML」というものもありますが、こちらはclass名の補完時に、どのCSSファイルで定義されているclass名なのか表示されません(その代わりに、読み込むファイルパターンの設定ができたりなどのメリットもあります)。
CSSフレームワークのclass名なのか、自分で定義したCSSなのかは確認できた方が良いので、自分の場合はHTML CSS Supportを使っています。
基本的な使い方
idやclassの入力時に自動で補完リストが表示されます。
意図して表示させたい場合はcontrol + spaceでも表示されます。
ここに表示されるclass名は既に定義されていないということですから、class名が被っていないかどうかの確認としても使えます。
設定
読み込むスタイルシートを追加
ワークスペースごとの設定ファイル(.vscode/settings.json
)に「css.styleSheets」を追加して、配列でCSSファイルのリンクやパスを追加すると、ワークスペース全体でそのCSSファイルがサポートされるようになります。
{
"css.styleSheets": [
"https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@4.5.3/dist/css/bootstrap.min.css",
"/style.css",
"style.css",
"${fileBasenameNoExtension}.css"
]
}
ちなみに「${fileBasenameNoExtension}
」を入力すると、編集中のファイルのファイル名が拡張子なしで入ります。
「about.html」では「page/about.css」を読み込むなど、ページ専用のCSSを用意している場合に使えます。
使用言語の設定
使用する言語は設定ファイル(settings.json
)に「css.enabledLanguages」を追加して設定できます。
デフォルトで「html」は有効になっていますが、例えば他にPHPやEJSでも使いたい場合は下記のように追加します。
{
"css.enabledLanguages": [
"html",
"php",
"ejs"
]
}