ATOKで英単語変換時に、すべて大文字・小文字の状態で変換する方法
この記事の要約
- 単語を変換してタブ表示(spaceでもtabでもどちらでも可能)
- 変換候補にフォーカスした状態で0を押して「カタカナ・英字」タブに切り替え
- 目的の変換候補を選択してenter
自分の場合「wp」と入力して変換すると「WordPress」と変換されるように単語登録しています。
これは「wordpress」でも「Word Press」でもなく、「WordPress」と表記するのが正しいので、正しい表記をラクに入力できるようにしている工夫です。
普段の文章ではこれで何の問題もないのですが、例えばURLに「WordPress」と含ませたい場合は、全て小文字にするので「wordpress」と小文字にすぐに変換したいです。
しかし、普通の変換では「WordPress」「wp」「WP」「Wp」くらいしか候補に出てきてくれません。
かといって、わざわざ全て手入力で「wordpress」と入力するのは、せっかく単語登録しているのにもったいない。
というわけで今回は、英単語変換時に「すべて小文字」または「すべて大文字」の状態で変換する方法についてまとめておきます。
カタカナ・英字変換を行う
「wp」と入力したあと、spaceで変換をしている最中に変換候補の一番下に「カタカナ・英字」と表示されている場合は、「0(数字のゼロ)」キーを押すとカタカナ・英字変換タブに切り替わります。
このタブだと、英単語がすべて小文字や大文字の状態に変換できるので、選択してenterを押せば変換完了です。
整理すると下記の手順になります。
- 「wp」と入力してspaceを複数回押してタブ表示(設定によって何回押すとタブが表示か変わります)
- 変換候補である「WordPress」にフォーカスした状態で0を押して「カタカナ・英字」タブに切り替え
- 「wordpress」を選択してenter
1つ面倒なのは、「wp」の状態でタブ切り替えをしても「WP」や「wp」が候補に挙がるだけなので、ちゃんと「WordPress」を選択した状態で0を押さないといけないのと、タブが表示されていない状態で0を押すと、当たり前ですが数字の「0」が入力されてしまいます。
tab変換から行う場合
spaceの変換だけでなくtabの「推測候補」からも「カタカナ・英字」へ切り替えはできます。
ただし、「推測候補」と「カタカナ・英字」の間に「変換候補」という別のタブがあるので、0を2回押さないとたどり着きません。
その代わりに、tabでの推測変換は1回押すと推測候補のタブが表示されますし、1発目の変換にフォーカスが当たった状態でタブが開きます。
そのためspaceを押しての変換のときには面倒だった「タブが表示されていないから0を押したら普通に数字の0が入力された」現象が起こりません。
推測候補に出るようにしておく
いままで紹介した2つの方法で何回か変換していると、tabを押したときに出てくる「推測候補」にも全部小文字の「wordpress」が表示されるようにもなります。
よく使う単語の場合は、わざと何回か変換して推測候補の方に表示するようにしておくのも手ですね。