Figmaのコメント機能を利用してデザイン上のやり取りを円滑にする
Figmaでデザイン作成時のコミュニケーションを円滑にする機能に「コメント機能」があります。
他のデザインツールや、プロトタイプ作成ツールにもコメント機能はあるのでそこまで珍しい機能ではありませんが、たいていのコメント機能は共有設定をしてからその上にコメントする形になります。
それに対してFigmaのコメント機能は「コメントツール」という名前の通り、デザインデータ上にツールの機能としてコメントしていくのが特徴です。
コメントツール
ツールメニューから「コメントツール(C)」を選択して切り替えます。
コメントの追加
コメントツールを選択した状態でコメントを残したい位置をクリックすると、コメントのポップアップが表示されます。
ここに内容を入力して追加します。
追加されたコメントは、デザイン上にコメント投稿者のアイコンとして表示されますし、右のコメントパネルにも一覧として表示されます。
もし、フレーム上にコメントを追加した場合は、フレームを移動させても追尾されます。
デザイン上に表示されたコメントはクリックしてコメント内容の確認ができます。
追加したコメントに対しての操作
コメントをクリックすると、コメントに対しての「返信」「既読になったコメントを未読に戻す」「コメントのリンクコピー」「削除」「コメントの完了」などの操作ができます。
チェックアイコンをクリックするとコメントを「完了済み」にできますが、これは「コメントの削除」とは違ってフィルタであとから表示・非表示の切り替えができます。
コメントの指摘事項が反映済みの場合は、削除するのではなく完了済みにしておかないと、あとで「そもそも何を対応したのか?」が記録として残らないので注意が必要です。
コメントパネルの表示
コメントのソート
コメントパネルの右上から2番目のアイコンをクリックすると、一覧に表示されているコメントをソートできます。
項目 | 内容 |
---|---|
Sort by date | コメント追加の日付順 |
Sort by unread | 未読のコメント順 |
Show resolved comments | 完了済みのコメントを表示するかどうか |
Only your threads | 自分のスレッドのみ表示するかどうか |
Only current page | 現在のページのコメントのみ表示するかどうか |
完了済みにしたコメントを表示させたい場合は、「Show resolved comments」をチェックする必要があるので、どこから設定できるかは覚えておきましょう。
コメントのフィルタ
項目 | 内容 |
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Hide comments | コメントを非表示にする |
Notify me about | 通知設定を下記から選択する
|
コメントの表示・非表示の切り替えはshift + Cのショートカットキーでも可能です。