Figmaのテキスト編集周りの基本操作|テキストの追加方法からグラデーション設定や縦書き、アウトライン化

今回はFigmaのテキスト関連の操作についてまとめておきます。
テキスト追加の基本
まずはツールバーから選択するか、Tを押して、テキストツールに切り替えます。
あとはテキストを追加したい位置をクリックすると、黒い線が表示されるので、キーボードで文字を打ち込みます。
escかcommand + enterで入力完了です。

テキストオブジェクトとなるので、入力後は移動ツールで移動させられます。
修正したい場合は、移動ツールの状態でテキストオブジェクトをダブルクリックするか、テキストツールでクリックすれば編集状態に切り替わります。
ポイントテキストとテキストボックス
テキストツールの状態でクリックすると「ポイントテキスト」と呼ばれる状態になりますが、ドラッグアンドドロップすると「テキストボックス」を作成できます。
ポイントテキストと違い、テキストボックスの場合は右端で自動的にテキストが折り返します。
複数行の文を流し込む場合はテキストボックスを使用しましょう。

ちなみに、ポイントテキストの横幅や高さを選択ツールで変更するとテキストボックスに変更されます。
テキスト選択時のプロパティエリア
テキストを選択しているときに、画面右のプロパティエリアの表示項目もテキスト用に切り替わります。
Text
[Text]プロパティでテキストの基本的な設定をします。
![[Text]プロパティ](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2021/10/image_3-6.png)
| 内容 | 備考 | |
|---|---|---|
| フォント | フォント名を指定する | |
| 太さ | フォントの太さを指定する | |
| フォントサイズ | フォントサイズの指定 | |
| 行間 | 行間の指定 | |
| 文字間 | 1文字1文字の間隔を指定 | |
| 段落の間隔 | 改行だけの行の間隔を指定 | |
| 横幅や高さの設定 | 下記の中から横幅や高さの設定を指定する
| このボタンでポイントテキストとテキストボックスの切り替えも可能 |
| 文字揃え(横) | 下記の中から文字揃えの設定を指定する
| |
| 文字揃え(縦) | 下記の中から文字揃えの設定を指定する
|
Fill
[Fill]プロパティではテキストの色を設定します。
![[Fill]プロパティ](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2021/10/image_4-5.png)
色をクリックすると、別パネルが開いて色の指定ができます。

左上の「Solid」をクリックするとグラデーションや画像を塗りとして設定できたり、「バツボタン」の左隣にある「しずくアイコン」をクリックするとブレンドモードの変更ができます。
Stroke
[Stroke]プロパティではテキストのボーダー設定をします。
![[Stroke]プロパティ](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2021/10/image_5-3.png)
色の設定は[Fill]プロパティと同じですが、それに追加で「線の太さ」と「線の位置」を指定します。
線の位置に関しては下記の3つから選択します。
- Outside:文字の外側に線がつく
- Inside:文字の内側に線がつく
- Center:文字の中央に線がつく
拡大すると、Insideではテキストの塗りがどんどん埋まっていってしまうことが分かります。

Effects
[Effects]プロパティではテキストの特殊効果を設定します。
![[Effects]プロパティ](https://webrandum.net/mskz/wp-content/uploads/2021/10/image_6-2.png)
| Inner shadow | テキストの内側にシャドウをつける |
|---|---|
| Drop shadow | テキストの外側にシャドウをつける |
| Layer blur | テキストをぼかす |
| Background blur | 塗りや線に透明度が設定されてある場合、その後ろの要素がぼけて表示される |
それぞれ左についてあるアイコンをクリックすると詳細な設定画面が表示されます。

やりたいこと
グラデーション
[Fill]プロパティで色を選択するときに「Solid」となっている部分を「Linear」に変更します。

あとは、開始色と終了色を選んで、テキストの上に表示されている線をドラッグしてどこからどこにグラデーションをかけるのか設定します。

「Linear」は直線のグラデーションですが、他にも下記があります。
- Radial:円形グラデーション
- Angular:時計回りグラデーション
- Diamond:ひし形グラデーション
カーニング調整
カーニング(文字詰め)調整を行いたい場合はテキスト編集の状態でoption + <もしくは>で文字間の調整ができます。
カーニング調整したい部分を選択した状態で、行いましょう。
ちなみに、テキストそのものを選択していると全体のカーニングが一気に変更されます。
縦書き
Figmaは縦書きに正式に対応しているわけではないので少々無理矢理になりますが、横幅とフォントサイズを同じにすることで、事実上縦書きになります。

ただこのままでは、「、」「。」「ー」などの記号が横書きの表示のままです。
そこで、[Text]プロパティの右下の「・・・」をクリックし、詳細パネルの中の「Letterforms」→「Vertical alternates」を選択します(フォントによってはこの設定がない場合もあります)。

これで記号も縦書き用になりました。
複数行の場合はコピーして必要な行だけ作る必要が出てくるので、Figmaで縦書きは「一応可能だが、適さない」と覚えておきましょう。
テキストのアウトライン化
アウトライン化をしたい場合は、メニューの[Object]→[Outline stroke]を選択するか、ショートカットキーでshift + command + Oが設定されてあるのでそれでアウトライン化しましょう。

アウトライン化すると、レイヤーパネルに表示されているアイコンも、テキスト用のアイコンからパス用のアイコンに変化します。

Figmaで作ったスマホデザインを「Mirror」機能を使ってリアルタイムに実機確認をする
FigmaでAdobe XDやSketchのデータを開く方法
Figmaで画像からカラーパレットを生成するプラグイン「Image Palette」
Sketchのテキスト編集周りの基本操作
Figmaでプラグインを使わずに複数のレイヤー名を一括変更する方法
FigmaのAuto Layout入門|繰り返しのレイアウトやコンテンツに応じて横幅可変するボタンをラクに作る
Figmaで様々なグラフ・チャートが作れて、詳細な見た目の設定もできるプラグイン「Chart」
Figmaの図形周りの基本操作|図形の作成方法から細かい設定項目まで
Sketchのパス周りの基本操作|基本的な描画方法からベクターツールと直線ツールの違いまで
Illustratorで画像内の複数箇所を切り抜いて書き出す方法
iTerm2で「Use System Window Restoration Setting」を設定しているとアラートが表示されて機能しない
Google Chromeのサイト内検索(カスタム検索)機能を別のプロファイルに移行する方法
iPadで入力モードを切り替えずに数字や記号をすばやく入力する方法
iPhoneやiPadでYouTubeの再生速度を3倍速や4倍速にする方法
Keynoteで有効にしているはずのフォントが表示されない現象
MacのKeynoteにハイライトされた状態でコードを貼り付ける方法
AirPodsで片耳を外しても再生が止まらないようにする方法
iTerm2でマウスやトラックパッドの操作を設定できる環境設定の「Pointer」タブ
DeepLで「インターネット接続に問題があります」と表示されて翻訳できないときに確認すること
Ulyssesの「第2のエディタ」表示を使って2つのシートを横並びに表示する
1つのノートアプリにすべて集約するのをやめた理由|2025年時点のノートアプリの使い分け
Notionログイン時の「マジックリンク」「ログインコード」をやめて普通のパスワードを使う
AlfredでNotion内の検索ができるようになるワークフロー「Notion Search」
Gitで1行しか変更していないはずのに全行変更した判定になってしまう
Macでアプリごとに音量を調節できるアプリ「Background Music」
Macのターミナルでパスワード付きのZIPファイルを作成する方法
MacBook Proでディスプレイのサイズ調整をして作業スペースを広げる
SteerMouseの「自動移動」機能で保存ダイアログが表示されたら自動でデフォルトボタンへカーソルを移動させる
iPhoneでタッチが一切効かなくなった場合に強制再起動する方法