Keyboard Maestroでスニペットの登録をする方法
スニペットアプリと言えば、TextExpanderやDashが有名ですが、Keyboard Maestroでもスニペット(定型文)の登録は可能です。
基本的なスニペット
まずは基本的なスニペットから、トリガーには「string type」を設定してトリガーにしたい文字列を設定します。
アクションには「Insert Text by Pasting」アクションを設定します。
あとは出力したいテキストを入力するだけです。先程設定したトリガーの文字列を入力して実行してみましょう。
ちゃんとスニペットとして機能したのが分かると思います。
ただ、今のままだと「paste」アクションを使用しているので、クリップボードがスニペットで上書きされてしまっています。
それを回避するために最後に「Delete Past Clipboard」アクションで「0」を設定しておきます。
このアクションは「クリップボードを1つ前の状態に戻す」という役割を持っています。
これで完璧ですね。
スニペット発火後のカーソルの位置を制御
スニペットアプリだとよくありますが「スニペット発火後にこの位置にカーソルを持ってきたい」という状況がよくあります。
これを実現するためには「Insert Text by Pasting」の文章中に「%|%」を入力します。
これでスニペット発火後にマウスの位置が指定の場所に移動します。
注意点として、複数箇所には設定できないのでご注意ください。
スニペット内に変数を使用する
Keyboard Maestroで元から用意されている変数を使用すれば、色んな情報を入力できます。
試しに下記の文字列を「Insert Text by Pasting」アクション内に入力しておくと、今日の日付が取得されます。
%ICUDateTime%EEE, MMM d, yyyy h:mm%
他にも色んな変数が用意されていて、「Insert Text by Pasting」アクションの右上にある「Insert Token」から選択できます。