Path Finder 9をインストールしたらとりあえず行う初期設定

Path Finderは個人的に好きなアプリの1つなのですが、デフォルトの状態だと使いにくかったり、見た目がイマイチだったりするので、あれこれ設定する必要があります。
また、無料トライアル期間中だと短すぎて「設定をあれこれ触って → 自分に合った設定にして → その上でPath Finderならではの便利な機能を使う」を体験できずに通常のFinderに戻ったりします。
実は自分も、最初に無料トライアルで試して魅力を感じれずに通常のFinderに戻り、シンボリックリンクの作成がPath Finderだとラクにできることを知って購入して設定しながら使っていくうちにいつの間にか「Path Finder便利だよね」となっていました。
今回はそんなPath Finderの最初の壁でもある「初期設定」についてまとめておきます。
とりあえずこれだけ設定しておけば、あとは慣れでなんとかなります。
Path Finderの便利な機能については、当ブログでも散々記事にしているので気になる方は、ぜひ見て回ってください。
Path Finderの特徴

細かい機能が大量にありますが、特徴的もしくは自分が便利だと思って使っている機能は下記の5つです。
- デュアルブラウザ
- シンボリックリンクの作成ができる
- 新規ファイルの作成が可能(通常のFinderだと新規フォルダしか作成できない)
- ドロップスタック(ファイル移動時に一旦置いておける場所がある)
- 「ターミナルに開く」でフォルダをターミナルで開く事ができる
環境設定
まずはcommand + ,(カンマ)で開く環境設定。
一般

- 1番上のチェックボックスは全てオンにする
- 「Path Finderで開く」はチェックを外している(お好みでOK)
- 「デフォルトテキストエディタ」「デフォルトターミナル」を設定
ブラウザ

- 開始ディレクトリの設定(Dropboxを使っている人は「~/Dropbox」がオススメ)
- 「新規ウインドウとタブを次で開く」をデフォルトの表示に設定(自分の場合は「リスト表示」)
- 「起動時に新しいブラウザを開く」にチェック
- 「キー操作で、端に到達したらループしてもう一方へ移動する」「アイコンのクリックはダブルクリックとする」「Show undo panel」のチェックは外す
機能

- [キーボード]で「ブラウザ・キーアクション」の設定を「Return キー」が「選択項目を名称変更」、「Enter キー」が「選択項目を開く」にしておく(通常のFinderに合わせる)
- [コンテクストメニュー]で「シンボリックリンクを作る」を右にドラッグアンドドロップ
ちなみにショートカットキーの設定は[キーボード]でできるので、設定を追加したり変更したいときは、ここから行うのを覚えておきましょう。
アピアランス

- 「ブラウザのコントロールに大きいフォントを使う」にチェック
- 「タブが一つのときはタブバーを隠す」にチェック
- 「パスナビゲータをブラウザの下側に置く」にチェック(好みの問題だけど、ブラウザの上側は他にもいろいろ表示されるので、下側に置いた方が見た目のバランスがよくなる)
表示オプション
command + Jで表示オプションを表示できます。
このとき注意しないといけないのは、アクティブになっているフォルダの状態によって表示オプションが変わることです。
| 表示オプション | アクティブになっている場所 |
|---|---|
| アイコン表示オプション | アイコン表示になっているフォルダでcommand + J |
| リスト表示オプション | リスト表示になっているフォルダでcommand + J |
| カラム表示オプション | カラム表示になっているフォルダでcommand + J |
| デスクトップ | デスクトップ(フォルダではなく画面)をクリックしてcommand + J |
例えば「アイコン表示オプション」でいくら設定しても、「リスト表示」には反映されません。
「リスト表示」の表示を変えたい場合は「リスト表示オプション」で設定しないといけません。
表示オプションで設定すること

- 「フォルダをボールド表示する」のチェックを外す
- フォントサイズを少し大きくする
- アイコンのサイズも調整する
とりあえずこの3つを設定するだけで、表示はかなり見やすくなります。
サイドバー
デフォルトだとサイドバーの各パーツ(Path Finderでは正式には「モジュール」と呼びます)の上にモジュール名が書かれていますが、ダサいので非表示にしておきましょう。
モジュール名の左にある「歯車アイコン」をクリックして「Hide header」をクリックするとモジュール名部分が非表示になります。
またモジュール名を表示したいときはモジュール名の近くでoptionを押すと、モジュール名が表示されます。
一度非表示にしてしまうと、何か設定したいときはoptionを押さないと設定できなくなってしまうので、忘れないようにしましょう。
ショートカットキーの設定
最低限下記の5つは設定しておくと便利そうです。さらに他にも設定してみたい人は、過去に設定しておくと便利なショートカットキーをまとめて記事にしているので、そちらもご覧下さい。
| メニュー名 | デフォルト設定 | 変更後の設定 |
|---|---|---|
| 編集 → セレクションを反転 | command + R | |
| 表示 → 不可視ファイルを表示 | command + shift + l | command + shift + . |
| コマンド → ターミナルで開く | control + O | |
| 移動 → 親フォルダ | command + ← | command + shift + ↑ |
| 移動 → 選択した項目を開く | command + → | command + shift + ↓ |
基本の使い方
普通にFinderと同じようにファイル操作ができますが、F1を押すとデュアルブラウザといって2つのフォルダを同時に表示できます。
また、通常のFinderだとできませんが「新規ファイルの作成」も右クリックからできたり、command + option + Nでできたりします。
このように地味に便利な機能が大量にあるのがPath Finderです。
「これが目玉!」みたいな機能は強いて言えばデュアルブラウザや、シンボリックリンク辺りですが、それくらいのインパクトの機能がちょこちょこ発見できます。


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