Alfredで複数のアプリケーションを一括で起動するWorkflowの作成方法
以前、複数のアプリケーションを一括で起動するWorkflowの作り方を記事にしたのですが、この方法だとアプリケーションのセットごとにWorkflowを作る必要が出てきます。
というわけで、今回はそれを改良して、後からセットの追加や更新がしやすいWorkflowを作ります。
Workflowの作成
まずはAlfredの環境設定の[Workflows]のサイドバー下の「+」ボタンを押し、「Blank Workflow」をクリックして必要情報を入力します。
今回の場合は複数のアプリケーションを一括で起動するWorkflowなので、名前は「Launch Applications」としておきます。
キーワード部分の設定
黒い背景部分を右クリックして、[Inputs]→[List Filter]を選択します。
List Filterを使うと、キーワードの後に、複数の選択肢を用意してそれぞれに応じた引数の設定ができるようになります。
キーワードに関しては「Application」の頭文字をとってa
にして、下の「+」ボタンから選択項目を追加していきます。
今回の場合は「Design(デザインに必要なアプリケーションを一括起動する)」と「Coding(コーディングに必要なアプリケーションを一括起動する)」の2つを用意することにしました。
それぞれ「Title」には分かりやすい選択肢名、「Subtitle」には何のアプリケーションが起動するのか書いて分かりやすくしておきます。
「Arg」の部分には英数小文字で引数を設定しておきます(この情報を元に、あとで条件分岐します)。
条件分岐の設定
List Filterの右横にあるポッチをクリックして、[Utilities]→[Conditional]を選択します。
下の画像のようなパネルが表示されるので、左から3つ目と1番右の入力欄に、先ほどの「Arg」の値を入力していきます。
これでList Filterで選択した項目ごとに処理を変えられるようになりました。
アプリケーション起動部分の設定
Conditionalの目的の引数が書かれた場所の右横にあるポッチをクリックして、[Actions]→[Launch Apps / Files]を選択します。
あとはパネルに起動させたいアプリをドラッグして追加して「Save」を押します。
この作業を、条件分岐を設定した数分行うことになります。
最終的に下記のような形になっていればOKです。
試しにa
の後にdesign
と入力して項目を選択すると、設定したアプリケーションが一括で起動されるはずです。
まとめ
これで、あとから選択肢を増やしたい場合はList Filterの選択肢を増やして、条件分岐を設定し、起動するアプリケーションの設定をすれば増やせるようになりました。
もう少しラクな方法も模索中ですが、あまり頻繁に変わるようなものでもないので、ひとまずはこれでいこうと思います。
毎回1つ1つアプリケーションを起動していくのは地味に手間のかかることですし、毎日起動するのであれば設定しておいて損はないと思います。