Illustratorをスクリプトで操作する時の基本
最近AdobeのIllustratorをスクリプトで動かすことにハマっています。
まだ大したものは作れないのですが、ちょっとした便利な機能を作るくらいはできるようになってきたので、今後備忘録も兼ねてスクリプトに関する内容を書いていきます。
今回はその初めとして、スクリプトの基本的な部分について書いておきます。
公式のドキュメント
細かい情報はAdobeが配布しているドキュメントを見ると分かるようになっています
ドキュメントの配布ページへアクセスすると下記の4種類のドキュメントがIllustratorのバージョンごとに配布されています。
- Adobe Illustrator CC 20〇〇 Scripting Guide(スクリプト全般に関する内容)
- Adobe Illustrator CC 20〇〇 Reference: AppleScript(Macでのみ動作するAppleScriptに関する内容)
- Adobe Illustrator CC 20〇〇 Reference: JavaScript(どちらの環境でも動作するJavaScriptに関する内容)
- Adobe Illustrator CC 20〇〇 Reference: VB Script(Windowsでのみ動作するVB Scriptに関する内容)
自分はJavaScriptで勉強しているので、Scripting GuideとJavaScriptのものをダウンロードして見ています。
ちなみに2019年4月現在、CC 2017のドキュメントが最新となっていますがそれでほぼ問題なさそうです。
スクリプトファイルの作成方法
Illustratorのスクリプトファイルのルールは拡張子が.jsx
なことだけです。
テキストエディタで新規ファイルを作成し、試しにalert('sample');
と入力して、sample.jsx
という名前で保存します。
sample.jsxalert('sample');
これでファイルの作成自体はできたので、次はスクリプトの実行です。
スクリプトの実行方法は幾つかありますが、ファイルをIllustratorにドラッグアンドドロップのが確認時には1番楽です(他の実行方法は過去記事を参照して下さい)。
今回は確認できればOKなので、試しにsample.jsxをIllustratorにドラッグアンドドロップしてみましょう。
試しにドラッグアンドドロップしてみると「sample」と書かれたアラートが表示されると思います。
今回書いたスクリプトはアラートを表示させるだけですが、もう少しJavaScriptっぽいコードを書いていって実行すると、Illustratorの操作ができるわけです。