Figmaのレイヤー周りの基本操作|グループ化やマスク、オブジェクトのロックや表示切り替えなどのレイヤーでできること
いままでテキスト、図形、パス、画像とひと通りFigmaで使用するオブジェクトの基本操作をまとめてきました。
今回はそれらがまとまって表示されているレイヤーパネルの見方や操作についてまとめておきます。
レイヤーパネルの概要
レイヤーパネルにはまず1番に「フレーム(アートボード)」が表示され、その中にあるオブジェクトが並んでいきます。
レイヤーの並び順は新しいオブジェクトを作ると必ず1番上に追加されていき、レイヤーで上に表示されているものの方が前面に表示されます。
レイヤーに表示されている項目をドラッグして下の方に持って行くと背面に移動しますし、上の方に持って行くと前面に移動します。
ページの切り替え
レイヤーパネル右上の「Page 1」と表示されている部分をクリックすると「Pages」項目が表示されます。
「Pages」右上の「+」アイコンをクリックしてページの追加ができるので、ページを分けたい場合はここから分けられます。
グループ化
複数のオブジェクトをグループ化して1つのオブジェクトにまとめることができます。
shiftを押しながら複数のオブジェクトをクリックするか、もしくはドラッグして複数選択した状態で右クリックして[Group selection(command + G)]でグループ化できます。
グループ化するとオブジェクトが1つにまとめられ、マウスでの移動も一気にできるようになります。
グループ内のオブジェクトを個別に選択したい場合はダブルクリックしてグループ内に入るか、もしくはcommandを押しながらクリックで個別に選択できます。
レイヤー上もグループができて、その中に各オブジェクトが入っています。
グループ化した直後は折りたたまれていますが、レイヤーのグループ項目左の三角アイコンをクリックして表示するか、メイン画面でグループをダブルクリックすると、レイヤーパネルでも折りたたまれていた項目が表示されます。
グループ化を解除するときはグループを選択してから右クリックして[Ungroup(shift + command + G)]で解除できます。
ちなみにグループができたときのレイヤーの位置ですが、グループ化されたオブジェクトの中から1番上のオブジェクトがある位置にグループオブジェクトが追加されます。
グループ解除したときはそれぞれ元いた位置に戻るのではなく、そのままグループオブジェクトが消えてそのレイヤー位置に全オブジェクトが残ります。
これを利用すると、グループ化する意図ではなくレイヤー整理のために集めたいオブジェクトをグループ化してすぐ解除するなんて使い方もできますね。
マスク
画像とオブジェクトをグループ化し、画像が上(手前)の状態で図形を右クリックで選択し、「Use as mask(control + command + M)」を選択すると図形でマスクできます。
ちなみに画像と図形両方選択した状態でマスクしても、影響するのは一番下(背面)のオブジェクトに対してのみです。
レイヤーの表示もマスクしたオブジェクトから上に向かって矢印が表示されます。
グループ化しなくても使えますが、グループ化しないと上に並ぶ全てのオブジェクトに対してマスクしてしまいます。
レイヤー項目の操作
名前の変更
レイヤー項目をダブルクリックまたは右クリックして[Rename(command + R)]でレイヤー項目の名前を変えられます。
複製・削除
レイヤー項目をクリックすると、メイン画面でも該当のオブジェクトが選択されたことになるので、その状態でcommand + D、またはcommand + Cでコピーしてcommand + Vでペーストしてで複製できます。
もしくは、レイヤー項目やオブジェクトをoption + ドラッグすると、マウスを離したレイヤー位置に複製できます。
右クリックから「Copy」もできますが、よく使うのでショートカットキーを使うようにしましょう。
オブジェクトのロックと表示切り替え
レイヤー項目にマウスオーバーすると右に「鍵アイコン」と「目のアイコン」が表示されます。
鍵アイコンをクリックするとロック状態になり、そのオブジェクトを操作できなくなります。
目のアイコンをクリックすると、そのオブジェクトが非表示になります。
それぞれ再度アイコンをクリックして解除できます。
ちなみに、わざわざレイヤーパネルに移動しなくても、ショートカットキーも用意されていてロック切り替えがshift + command + Lで、表示切り替えがshift + command + Hです。
ただし、非表示にしてから選択を解除してしまうと、選択できなくなってしまうのでその場合はレイヤーパネルからアイコンクリックで再度表示にする必要があります。